牡蠣好きの子育て生活

2016年6月娘を出産しました。大好物の牡蠣と生肉と日本酒を絶ちながら、産休までの数か月間に思いついた出来事を書いていましたが、産まれたので育児のことも書きます。仕事(web)系・育児系・日常系などの予定。

初めて電車で席を譲ってもらった

現在、妊娠4ヶ月。
東京の西側から真ん中に通勤しています。

諸先輩ママからは、
「危ないから気をつけてね!」
「無理しちゃだめよ!」
「(体を使う仕事は)いいから、あなたは座ってなさい」
「体調大丈夫?電車とか、意外と譲ってもらえないでしょう?」
など、沢山の温かい声をかけていただいてます。
心苦しいくらいありがたいです。

そんな風にしてもらっていながらも、わたしといえば、
すべての電車がぎゅうぎゅうという時間帯ではないため、
マタニティマークはカバンにつけつつ、普段は内側に入れています。


昨今の(というか自分が妊娠を意識し始めてから気づいた)
いわゆる「マタニティマーク問題」。

賛成派は(私の中では)、
「特に妊婦とわかりにくい初期こそつけるべき」
「妊婦であると知らせることで、不慮の事故が防げる。周囲のためにもなる」
「とにかく少しでも安全に過ごさなきゃだめ」
など、妊婦自身はもとより、周囲が加害者にならないためにも必要という趣旨。

かたや反対派は、
「妊婦だからって甘えるな」
「前に立たれると、席を譲らないといけないような強制力を感じて不快」
「(とてもゲスい感想)」
など、妊婦過保護説・妊婦アピールうざい説が多いような印象(しつこいようですが私の中では)。

妊婦の立場からすると、結構両方わかります。
ていうか、全部わかります。理不尽なのは書きませんでした。笑

という「マタニティマーク中立派」の私がとっていう行動が、
マタニティマークは付けるけど、基本的には見せない」です。


なぜそうするか。

それは「私が小心者」だからです。


妊婦がすれ違いざまにおなかを蹴られた、とか。
マタニティマークをつけてたからわざとぶつかってやった、とか。

非実在かもしれない悪意をどこかで読むたびに怯え、

かつ、
席を譲っていただくなど、実は「知らない人からやさしくされること」にも怯えていたのです。


それなのに、今日、初めて、席を譲っていただいてしまいました。。。

というのも、マタニティマークがたまたまカバンから出ていたんですね。
(まぁたまには出してみるか)
(席譲ってくれる人は少ないって聞くし)
(電車乗ったらカバンにしまおう)
くらいの軽い気持ちで、乗車率100%(※)程度の電車に乗りました。
※定員乗車。座席に着くか、吊革に捕まるか、ドア付近の柱に捕まることができ、ゆったりと乗車できる。

そしたら、吊革に摑まる間もなく席を譲っていただいたのです。
20代後半くらいの男性でした。

驚いて、でもありがたく、お礼を言って席に座らせていただきました。
(つわり軽めと言っても、二日酔いの倍以上はつらいので)

記事にするくらいうれしくて、大変恐縮しています。
今日の日を忘れないようにしようと思いました。
泣きそうでした。ありがたかったです。


また帰り道からはマタニティマークをしまって行動する予定ですが、
優しく温かい気持ちをくださった乗客の方に感謝して、
マタニティマークを見かけたら席を譲ろうと思いました。